自由設計の制限-その2

次に機能(設備)的要因ですが、水まわりに関して大きな制限が出てくる可能性が
あります。一般的にマンション建設をする場合、個数を多くとって採算性をあげるた
めにできるだけ階高を下げようとします。すると床下に水勾配をつけた転がし配管が
難しくなり、どうしても竪シャフト(パイプスペース)のそばにキッチンや洗面所、
便所、浴室をもってこなければならなくなります。

一般的なマンションで1住戸に2.3本の竪シャフトがあり、住戸の最上階から最
下階までまっすぐ通すのが基本になりますので、下階から上階まで似たようなプラン
になるのは避けられません。ただ最近は排水を圧送する技術も出てきたようで、勾配
をとらずに配管できる場合もあるようです。
に詳細が載っています。

経済の制限
階高の話がでましたが、結局これは経済的要因からくるもので、階高を下げて高さ
制限いっぱいまで計画し、できるだけ多くの住戸数をとるのが従来のマンション建設
の王道で、現在もこの手法は一般的です。

まとめてみますと、一般の分譲マンションのなかでは、住戸の区画や窓、玄関の位
置などはあらかじめ決められているので、自由設計といってもかなり制限があります。
台所、洗面所、便所、浴室などの水まわりは階高によって、ある程度自由に移動でき
るタイプとできないタイプがあります。

結局、自由になる部分としては、仕上材の変更、建具のデザイン、システムキッチ
ン、ユニットバス、洗面化粧台などの水まわり設備、照明器具、コンセントの種類や
位置などです。もちろんこれらの内容は追加金額になる可能性が高いところです。

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